「大獄 西郷青嵐賦」(文春文庫)


 



さて今日は妻が有給休暇だったので、
ワタシも完全在宅勤務日にして、
夫婦で久しぶりに眉る予定でおりましたが、
昨夜遅くラーメン二郎京成大久保店の奥様より、
無情にも臨休の連絡が入りました。。。
てな訳で完全在宅勤務は取りやめて、
腹いせにランチ抜きで仕事をしました。(;^_^A
てな訳でブログは貯金の読書ネタデス。




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→ 西郷寅太郎墓・西郷糸子墓
→ 「元祖フィギュア こころの像紀行」
→ 「せごどん」(イブニングKC)【1〜3】
→ 「歴史街道」(2006年12月号)〜西郷隆盛〜
→ 「代表的日本人」(岩波文庫)
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大獄 西郷青嵐賦 (文春文庫)

大獄 西郷青嵐賦 (文春文庫)

  • 作者:麟, 葉室
  • 発売日: 2020/12/08
  • メディア: 文庫


薩摩藩主・島津斉彬に見出された若き日の西郷隆盛一橋慶喜を新将軍に擁立し、国難に備えようとする斉彬の命を受け、徳川慶福を擁する井伊直弼らとの暗闘を繰り広げるが、やがて井伊は尊王攘夷へ弾圧を始める。主を病で失い、奄美に流された隆盛が抱く想いは…。西郷の理想を突き詰めた著者の傑作。


さて残り少ない、
葉室麟さんの遺作の文庫化です。
個人的な感想になりますが、
ワタシは葉室麟さんの作品は、
歴史上の人物を扱ったものよりも、
完全なフィクション作品が好きです。
しかし大好きな西郷どんの作品ならば、
ワタシが読まないはずがありません。
文庫の帯には、

「著者がいちばん書きたかった男!」
「西郷はね、九州の人間でなくては理解できないのです―」

と、あります。
そうでしょう。
西郷隆盛を扱った作品は、
上のリンクの他にも、
司馬遼太郎海音寺潮五郎と、
何作も読み漁りましたが、
結局は謎を多く残したままです。
この作品は、
島津斉彬に見いだされた青年期から、
幕末前期に志士と交わり名を馳せて、
安政の大獄での挫折までを描いた作品。
やはり西郷の謎が解ける訳ではありませんが、
司馬や海音寺作品にはない、
西郷の内面や葛藤が描かれています。
おそらくサブタイトルの、
「青嵐賦」からしても、
続編を書こうとしていたものと思われます。
しかしそれは残念ながら叶いませんでした。

天翔ける (角川文庫)

天翔ける (角川文庫)

しかしつい最近、
角川文庫より、
この松平春嶽を描いた、
同時期に書かれた作品、
「天翔る」が文庫化されました。
ここに葉室氏のその後西郷が生きています。
こちらまた後日記事に致します。




20210311体重・体脂肪率



ついに81.0kg、目標まであと1kgデス。





東北地方太平洋沖地震」について 
その → 




改めて犠牲になられた方々と、
そのご遺族の方々に対して、
謹んで哀悼の表します。