写経・経典

怨憎会苦

以前にも紹介した仏語「四苦八苦」。 その「八苦」のなかの「怨憎会苦」。 うらみ憎む相手に会う苦しみ。 何度か登場していましたが、 現園長が、営業成績不振から飛ばされてしまいました。 代りに来たのはやはりちょっと曲者で・・・。 以前にもこの事業所…

墓と散骨

osyouさんのブログ「散骨・・・」を読ませて頂きました。 私も散骨はあまりいいものではないと思います。 そもそもインドでは、 ヒンズー(バラモン)教の影響から、あまり遺体には執着しないそうです。 ガンジスの河原で荼毘にふし、そのまま流しちゃう。 母…

秘密曼荼羅十住心論(秘蔵宝鑰)

昨日、「死んだつもりで生きてみろ。」なんて、 感銘を受けて書いて見たものの、 私のような凡夫には「生」と「死」の本質がなんなのか、 よく分かっていないまま日々を暮らしているのでしょう。 毎日、毎日の目先の生活に追われて、 性食を貪る凡夫を、弘法…

「サライ」(2006年14号)〜般若心経入門〜

公式サイト http://serai.jp/ 隔週の木曜日に発売されるこの雑誌。 興味がある特集の号だけは買っています。 昨日発売の最新号は「般若心経入門」。 般若心経についてはいろいろと解説本が出ていますが、 結構値段の高いものが多いので、 これ、たった480円…

成田山東京別院 深川不動堂 その三〜観音経〜

本尊 不動明王 宗派 真言宗智山派 135-0047 江東区富岡1-17-13 公式サイト http://www.fukagawafudou.gr.jp/ 成田山東京別院 深川不動堂 その → 一、二 今週の始めから一人、 正式に新卒の新入社員が配属されました。 ジャズドラマーの(仮称)フクちゃんです…

仏説父母恩重経

疑経といわれていますがこんなお経があります。 Yahoo! JAPAN - ご覧になろうとしているページは現在表示できません。 自分が子供を持ってみて、やっとよくわかったことですが、 親は、本当に子供のことを中心に考えているものなんです。 子供が病気になれば…

写経 その十二 〜黄金週間〜

「GW」という表記が、 どうしても巨人VS大洋戦にしかみえない世代の私。 昨日からゴールデンなウィークだといわれても私の休日はカレンダー通り。 明日、明後日は出勤ですし、 なんといっても、第一種衛生管理者の受験生の私。 五月末の試験にむけて、仕上…

造・二酸化炭素・機

まったく世の役に立たない人を、 中国では「造糞機(器)」だと罵るそうです。 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎 [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2005/07/29メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る・・・では、 「俺の人生から、恋を…

お彼岸 2006春

午後から晴れたので、義父のお墓にお参りしました。 いつも神社仏閣参りに連れまわしているおかげで、 子供達は実に自然体で、 手を合わせることが出来るようになりました。 次男は四歳の時、 義父の七回忌法要の際にお焼香を一人でおこない、 親戚一同を驚…

他力?、自力?

かみさんの実家は浄土真宗本願寺派の檀家ですから、 義父の法要等で、何度かその法話を聞いております。 でもなんせへそ曲がりの私。 ・・・聞けば聞くほど、浄土真宗の「自力」と「他力」。 その境目が分からなくなっちゃいます。 高校生の頃、「人生とはな…

覚鑁の和歌

真言宗の中興といわれ新義真言宗の始祖、 興教大師こと覚鑁さん。 続後拾遺和歌集に彼のこんな和歌が残っております。 夢の中は 夢もうつつも 夢なれば 覚めなば夢も うつつとをしれ 夢をみているときは 夢も現実も夢なのだから 目が覚めても夢のなかが 現実…

般若心経秘鍵

年末年始、毎年のことながら 食っちゃ・飲んで・寝てを繰り返し、 休んだはずなのに体力は衰退・・・。 苦行のような仕事始めを迎えています。 一回や二回ならまだしも毎年となるとこりゃ、 我ながらまったくもってただのバカだと自覚しております。 弘法大…

「御朱印を味わう - トラックバック・ピープル」

ほぅ。こんな集いもあるんですねぇ。 私、御朱印に関しては、 [江戸33](順打結願) [御府内88](順打結願) [坂東33](巡礼中)だけで、 [東京十社]は絵馬だけでしたから、 あまり偉そうなことは言えませんが、 本当は他のフリーの御朱印にも興味津々なんです。 …

長男の授業参観 2005 〜鬼子母神の話〜

今日は長男の授業参観でした。 科目は国語。課題はグループ毎に別れて、 読んだ本のあらすじを発表するもの。 なんと長男のグループは「鬼子母神の話」でした。 うちはなんてBuddhisticなfamilyなんでしょう。 おいおい!?「東京都の話」ってあんた。 何を勘…

人間の欲望って

今から11年前、新婚生活のスタートは 神楽坂に程近いたった30㎡の2Kの賃貸マンションでした。 それにあわせて小さな家具や家電を揃え、 なんの不便も感じずに生活していたものの、 長男が生まれてみると育児の道具にあふれてみれば、 なんと狭いことか・・…

般若心経

いままで、何度も写経ネタで登場した般若心経。 はてなキーワードも私が作ったんですが、 考えてみれば内容について このブログでは一度も触れていませんでした。 摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五 蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空…

般若理趣経偈(百字偈) その二

↑のお願いに絆承さんから頂きました。↓ ありがとうございます。 難しいですねぇ・・・。 「理趣経」 たしかにとらえ処を間違えて解釈したら、 とんでもないことになりますね。 菩薩は勝れし智慧を持ち、なべて生死の尽きるまで、 つねに衆生の利をはかり、た…

般若理趣経偈(百字偈)

金剛院の和尚さんより頂いた過分のお心遣い。 その中の一つに写経の見本がありました。 私の少ない知識からさっすると、これって 「百字偈」と呼ばれる理趣経のエッセンスですよね。 ここにそのままインターネット写経しておきますんで、 誰か意味を教えて頂…

良弁

ろうべん(りょうべん) (689〜773)華厳宗の僧。 またの名を「金鷲菩薩」「金鐘行者」「根本僧正」ともいう。 順打ちだからこそ、 【第七十二番】不動院さん、【第七十三番】東覚寺さんと、 良弁さん縁の二寺を続けてお参りしました。 これは何かの縁なので、…

写経 その十一

またまた写経に行き詰まり ちょっと筆が止まっています。 前回「隅寺心経」の書体から現代の書体に戻したら、 新鮮感があったことから いっそのこと「般若心経」以外のお経を写経してみようと、 ほうぼうお手本を探しました。 まず探したのが、正義のヒーロ…

光明真言

今、改めて光明真言に興味津々です。 おん あぼきゃ べぃろしゃのぅ まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん 真言って、耳慣れないおかしな響きですが、 日本語や中国語に訳されず 梵字、つまりサンスクリット語そのままの音だからです。 です…

法華経 その三

GW終盤は、すっかり法華経に費やされました。 とはいえ、子供をいろいろな公園等で遊ばせながらの読書です。 んー・・・、やっぱりよくわからん。 理解の難しい話を分かり易くする為の「たとえ話」。 でも「法華経」ではその「七つの譬喩」ってやつが一番…

法華経 その二

法華経〈中〉 (岩波文庫)作者: 坂本幸男,岩本裕出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/11/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る法華経〈下〉 (岩波文庫 青 304-3)作者: 坂本幸男,岩本裕出版社/メーカー: 岩波書店発売…

法華経 その一

知らないうちにカウンターが10,000を突破してました。 いつもご愛読ありがとうございます。 一万回突破記念に壮大なテーマ。 法華経〈上〉 (岩波文庫)作者: 坂本幸男,岩本裕出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/10/18メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1…

写経 その十

今日は一泊で出かけるはずだったんですが、 急に長男が具合が悪くなっちゃったんで、 家で静かに写経です。 初心に戻って、 現代の書体の岸本磯一氏のお手本。 あれ、古い書体ばかり書いてたから、 とっても書きやすく、筆がすいすい進みます。 うん、なかな…

高野山の「同行会」

Tさんのhttp://unnsui-t.cocolog-tcom.com/jyunnrei/で知ったんですが、http://www.koyasan.or.jp/index.htmlさんで、 「同行会」という、泊り込みの清掃奉仕会があるそうです。 参加費無料で、 清掃の為に立入禁止のところまで入れる上に、 朝夕の勤行、授…

写経 その九

写経がまた壁にぶち当たりました。 写経を始めて以来、最高傑作は居間に飾ってあるのですが、 数行すすむと、この最高傑作を上回れないことを悟り、筆が止まります。 実は第五十六番から、写経を納経していないんです・・・。 GWに再起します。 ← 二つのラ…

写経 その八

昨日、長男とキャッチボールしたら、全身が筋肉痛で、 写経が出来ません・・・。 特に右腕は重症で筆を持つと先が震えちゃいます・・・。 _| ̄|○ まあ元々今週は年度末で忙しく巡礼は出来ないでしょうが・・・。 ← 一日一回クリックをお願いします。

写経 その七

「弘法は筆を選ばず」*1 世の中、数々の嘘っぱちのことわざがあれど、 これもその一つに違いありません。 空海は、絶対に筆を選んでいたはずです。まぁ、このことわざの解釈に関してはいろんな異論があるでしょうが、 私は弘法ではないのだから選らばにゃな…

お彼岸 2005春

お彼岸です。 言葉の意味の直訳では 三途の川の「こっち側」ではなく「あっち側」 「あの世」です。「この世」の逆。 実際には、春と秋、昼と夜の長さが同じとなる日、 春分と秋分を中心とした前後三日づつの 計七日×春秋2の期間をさします。 おそらくは原…